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#715 ふらい人書房 米国進出のアナウンス(本日限定)_a0113732_23441894.jpg


先日、横田基地内にあるAFN(旧FEN)本部にニュースの収録にお邪魔してきました。ニュースの内容は他でもない、ふらい人書房のさらなる飛躍に向けたアメリカ進出のアナウンスに関することです。もちろん、先方よりオファーを受けたときは「公共放送の場で、しかも米国の税金を使った施設でそんな私的な宣伝なんてできない」と固辞したのですが「あなたは毎年モンタナに行って米国経済発展のために大いに役立っているし、聞くところによればパタゴニア製品やシムズ製品を必要以上に購入しているのだから、その権利はある」と言うのです。そう言われてみれば、たしかに必要以上に買い過ぎているのは事実かもしれないし、まあそこまで言うのならと、しぶしぶ出演してきました。本日のお昼のAFNニュースで流すそうなので、暇な人は聞いてください。AMラジオの810kHzです。月曜日のお昼にAMラジオなんて聞けない、あるいは聞き逃しちゃった! という方のために内容の概略をお話ししておきますが、ふらい人書房の近未来計画として、1年以内をメドに米国のふらい人に向けた英語によるフライフィッシング書籍を発行し、米国と日本のふらい人を核に両国のさらなる友好を深めたいという内容です。しかしながら本当の思惑は別なところにあって、これまで日本の圧倒的な貿易赤字だったフライフィッシング産業界のバランスを修正すべく、日本から米国に英語のフライ関連書籍を流通させ、少しでも赤字幅を減少させることが目的です。もちろんやると決めたからにはピューリッアー賞を狙うべく、内容の濃いものにしたいと考えています。乞うご期待!


# by bbbesdur | 2019-04-01 12:00 | flyfishing

#714 RICOH GR3  レビュー第3回 <シャーリーズ・セロンの努力>_a0113732_17153811.jpg

ひと仕事終えて東京に戻ってきているので、GR3のレビューのつづきをします。こんなくだらない文章を書いているからって、そうそう暇でもないんです。そもそも「くだらなさ」と「暇」には相関関係がありそうでありません。という寄り道は止めて、今回は星飛雄馬並みのストレートに行きます。このところちょっとバタついているので、寄り道している暇なんてないので、いきなり高速道路に乗った感がするかもしれませんが、しっかりついてきてくださいね。

手元に残っている旧GRD3と比較すると(なぜ手元に残っているか? が、じつは重要な点なので後述します。APS-Cになった初代GRは売却しています)、わずかに大きい。データで見ると横幅1.2mm、高さ2.1mm、厚み7.7mmの差があります。この差をわたしはどう感じたか? 横にならべてみると「うーん、新GRD3の方がちょっと大きいだけだな」とポジティブに視覚しますが、持って比較してみるとややネガティブにちがいを知覚します。大きさはGRの生命線なので、ここは「ちょっと残念!」と言いたいところですが、そもそもセンサーサイズが小さい頃の旧GRD3と比較すること自体がややアンフェアではあります。「すっごい、リコーの開発陣、よくぞここまでやったな!」と感激すべきかもしれません。じっさいなによりもわたしが彼らを賞賛したいのは、前モデルのGR2よりも小さくしたことなんです。手ブレ機能を組み込みつつ、筐体を小さくするというほとんど修行僧のような苦行をやってのけたリコーの開発陣に、競合メーカーの元営業マンとして心からエールを送りたいんです。大半のカメラメーカーの開発陣は「機能を増やすから、その分ちょっとだけ大きくなっても許してね」という、ユーザーサイドの常識的判断に甘えてくるものです。しかしGRのコンセプトを忘れず、そこを厳しく、まるで東洋大の酒井監督のように「その1ミリを削り出せ!」と号令をかけているらしいところに頭が下がります。たしかこの比喩は前回か前々回にも使った記憶がありますが、たしかこれもお話ししたはずですが、なにしろ記憶が不確かで、今回は書く速度を上げているので振り返る暇がありません。たぶんかなり引用しやすい言葉なんです。さすがの酒井監督ですが、青山学院の原監督にも今後、わたしが気楽に引用できる名文句を期待したいところです。あれっ、なんの話でしたっけ? そうそう大きさの話でした。ともかく前モデルから見事にシェイプアップしたGR3はただそれだけもエライ!「モデル」と「シェイプアップ」というふたつの言葉から、ついついシャーリーズ・セロンを連想してしまったのはわたしだけでしょうか(だと思う)。『Monster』につづいて『Tully』でも役柄上の理由で無理やり太ったけど、やっぱりそれからのダイエットは苦しかったようです。『Tully』はおもしろかったけど、太る必要性があったかと言うとそれは疑問です。しかしあの人いまどき、珍しく女優魂持っていて、オスカー取った後でも平気でいつでもどこでも脱ぐし、太るし、ほんと素晴らしい。そう思うのは、やっぱり美しいからでしょうか。はい、そうです。まちがいなく、美しさを差別していて、それはわたしの人生のコンセプトに外れています。で、そうそう、やっぱり痩せることが難しいのは人間の身体に限らないってことが言いたかったんです。特にシャーリーズ・セロンの隠れファンであることをカミングアウトするつもりじゃなかった。でもやっぱり歳が進んでくると、さすがの元モデルでもウエストの肉を取るのって難しくなってくるんだなっ、て『The Burning Plain』の冒頭の全裸(だったと記憶している)シーンで思いました。あの映画でもシャーリーズが裸になる必要性を感じなかったけど、今思えば、あれがジェニファー・ローレンスの出世作になったわけですよね。すみません、どうも好きな話になると急いでいることを忘れてしまって。「高速道路に乗るって言って、いきなりサービスエリアかい!」とお怒りの方、すみません、いまさらですが、お急ぎの方は最後のまとめだけ、さらっと読んでください。って、じつは次の文章ですが。
<まとめ>
サイズは90点。大きさを逆行させて、前モデルより小さくしたことは、ほんとうに素晴らしい開発努力だったと思います。ただ大きさは小さくなったけど、これまでのシリーズで最重量であることを言わないとフェアではないから10点マイナスです。


# by bbbesdur | 2019-03-31 17:03 | camera

#713 RICOH GRデジタル3 「ブレるんです」返上 レビューその3 (手ブレ補正)_a0113732_20434811.jpg

富士フイルムからXF10が発売されたとき、価格の安さに思わず気持ちがぐらつきましたが、富士のコンパクトのAPS-Cカメラの前モデルであるX70から進化した点がほぼ0だったので見送りました。進化0というよりも、価格以外は改悪だったと思います。X70をスナップカメラと認識していたユーザーは多かったと思います。なによりもバリアングル・ディスプレイが良かった。それをなくしてただ薄くしたXF10はどんな購買層をターゲットにしているのかわからない、中途半端さが半端じゃないカメラになってしまいました。富士フイルムは頻繁に旧機種のファームアップをして、旧機種の機能をアップデイトする良心的なカメラメーカーだとは思いますが、顧客の声を聞いているかといえばそうでもなくて、開発者が自分たちのこだわりを押し付けているようなところがあります。これは身内だからこそわかる体質で、一刻も早く変化して欲しいと思っています。

その富士に比べると、今回のRicoh GRデジタル3は、しっかりとユーザーの声を聞いて課題をひとつひとつの解決してきたことがわかるカメラです。その改善点の最たるものが、今回搭載された手ブレ補正機能です。あの小ささでまさかとは思いましたが、噂通り手ブレ補正を組み込んできました。手ブレ補正は、わたしの目下のメイン機であるX-T3にもついていません。でも、まあそれはそれで良いんです。一眼カメラは、しっかり構えるものなので、めったに片手では撮りません。それでも微細なブレはいつだってあるから、補正はあるに越したことはないのですが、まあどうしてもというならX-H1に行けば良いので、それはいいことにしています。でも富士で言えばXF10、その前のX70、リコーでいうならGRGRデジタル2はスナップ用途で使うことも多いため、片手撮影をすることが多いはずなんです。できれば両手を使いたいけど、なかなかそうもいかない。たとえば森山大道が両手で撮ってる姿って、それっぽくないでしょ。

で、APS-Cセンサーを積んでいるこれらのコンパクトカメラは、じっさいブレます。油断すると1/60でもブレます。「換算28mm1/60でブレるなんて腕が悪いんだ」と言うあなた、試しに街中で、さっとGRをポケットから出して、片手でカシャっとやってみてください。スナップシューターのためのカメラ、というのがGRシリーズのコンセプトですが、あれはセンサーサイズをAPS-Cに変更してからは真っ赤なウソです。かなりの確率でブレます。あの小さなボディでAPS-Cだと、しっかり構えないとブレるんです。かつての富士フイルムが「写ルンです」なら、GRは「ブレるんです」と言いたい。森山大道ですら、スナップが撮りにくい時代になったと嘆くほど、街中でカメラを構えることが難しくなった今、シロートがサッと取り出して、パッと撮って、それがブレていなかったら大したものです。APS-Cになってからの初代GRは解像感は素晴らしかったけど、逆にそれだけブレも目立ちました。わたしはスナップ撮影が生命線のGRがセンサーを大きくするというまちがった路線に進んでしまったと思い、一年足らずで売却しました。それからはGRデジタル2が出ても、見向きもしませんでした。富士でもリコーでも、ともかくAPS-Cのコンパクトカメラに存在意義はないと思うようになりました。そんななかでもどうしてもサブカメラにはコンパクトカメラが必要なので、SONY RX100mk6を導入したんです。あのカメラは手振れ補正機能は付いていますが、あんまり実感できません。でも、画質が……と、ウジウジしている最中にGRデジタル3の噂が流れて、手振れ補正が付くというから驚いたんです。富士がXT-3の筐体でも入れられない機能を、センサーが同じ大きさのGRの、あのちいさな中に入れてしまうなんてありえない、と。で、現実的にその手振れ補正機能が備わったこのGRデジタル3ですが、メッチャ効きます。もう感動するくらいに効きます。いろいろ試しましたが、しっかり構えれば1/8くらいまでは頑張れます。しっかり構えず、サッと片手でやると、1/15が厳しいくらい1/15あれば街中でも十分です。いやあ、こんな小さいボディでAPS-Cでまあまあイケてる手ブレ補正付き、素晴らしいカメラだと言いたいけど、まあ欠点もあるから、それは次回以降に。

<まとめ>

手振れ補正機能95点 ほんとうにリコーの開発者は、よくぞここまで追い込んだと思います。敬服します。素晴らしい仕事です!


# by bbbesdur | 2019-03-18 19:32 | camera