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カテゴリ:camera( 70 )



今日は事情あって、いまからレバニラ炒めを作らないとならないのでGRD3以外の余計な話はしませんので、余計な話が好きな方は次回以降にまとめて読んでください。

まだまだ新GRD3とは蜜月中で、毎晩抱き合って寝ているような状況だから(あくまでも比喩です。フライフィッシングの神様に誓って言いますが、わたしはバンブーロッド以外とは寝たことがありません!)、アバタもエクボ状態だけど、それでも見えてしまうアバタがあるとすれば、それはオートフォーカスです。

「ブレ、ゴミ、フォーカス」がAPS -CになってからのGRシリーズの3大悪でした。ブレとゴミは今回の手ぶれ補正機構で解決したように思えますが(ゴミ付着問題についてはもうしばらく様子を見ないと改善したかどうか正確にはわかりませんが)、でも、オートフォーカスはまだまだで、GRの弱点を見事なまでに継承しています。血筋は争えないっていうのか、PENTAXという別な血を入れたのにもかかわらず、ほとんど何も変わってないと言わざるを得ない。ちょっと暗いと迷うから、夕方は買い物を頼むこともできない。コントラストが弱いと夏蝉でもないのにジージー言って、挙句にあきらめちゃう。

像面位相差とコントラストのハイブリッドと聞いて「ようやくGRにも春が!」と喜んだけれども、お見合い会場で相手の姿を見た瞬間に「えっ、写真と違うじゃん!」というような騙され感があります。

もちろんGRにはお得意のレリーズボタンの一気押しによるスナップ・フォーカスという飛び道具があるので、スナップ撮影でのオートフォーカス機能不全による不便さはしのげます。じっさいあのスナップ・フォーカスという機能はほんとうに素晴らしいと思います。必要とされている状況と、使い手の気持ち(今こそがシャッターチャンスだと思う撮り手の焦った気持ち)が、見事にひとつの機能になって「えぃ、何が何でもこれが撮りたいんだ!」とシャッターを一気押しすると、あら不思議、見事にフォーカスが合ったスナップ写真が撮れるという、究極のスナップカメラ機能については文句ありません、敬服します。

でも、その素晴らしい機能が、逆に開発陣にオートフォーカスに対しての開発を怠惰にしてしまっているのではないかとわたしは疑っています。「まっ、スナップ・フォーカスがあるし、ここは手を抜こうか」というように。

オートフォーカスそのものは多少は速くなってはいるのでしょうが、ユーザーとしてその実感はありません。開発陣に一層の努力=残業を求めたいところですが、今年から残業については政府の目が一層光ってくるので、そこが心配です。でも、リコーの開発陣には、なんとかこの難攻不落の最後の砦を攻略して欲しいと期待しています。

<本日のまとめ>

オートフォーカスは70点くらいかな。スナップ・フォーカス機能に助けられてますが、それでもマイナス30点はいたしかたありません。


by bbbesdur | 2019-04-09 19:30 | camera

#714 RICOH GR3  レビュー第3回 <シャーリーズ・セロンの努力>_a0113732_17153811.jpg

ひと仕事終えて東京に戻ってきているので、GR3のレビューのつづきをします。こんなくだらない文章を書いているからって、そうそう暇でもないんです。そもそも「くだらなさ」と「暇」には相関関係がありそうでありません。という寄り道は止めて、今回は星飛雄馬並みのストレートに行きます。このところちょっとバタついているので、寄り道している暇なんてないので、いきなり高速道路に乗った感がするかもしれませんが、しっかりついてきてくださいね。

手元に残っている旧GRD3と比較すると(なぜ手元に残っているか? が、じつは重要な点なので後述します。APS-Cになった初代GRは売却しています)、わずかに大きい。データで見ると横幅1.2mm、高さ2.1mm、厚み7.7mmの差があります。この差をわたしはどう感じたか? 横にならべてみると「うーん、新GRD3の方がちょっと大きいだけだな」とポジティブに視覚しますが、持って比較してみるとややネガティブにちがいを知覚します。大きさはGRの生命線なので、ここは「ちょっと残念!」と言いたいところですが、そもそもセンサーサイズが小さい頃の旧GRD3と比較すること自体がややアンフェアではあります。「すっごい、リコーの開発陣、よくぞここまでやったな!」と感激すべきかもしれません。じっさいなによりもわたしが彼らを賞賛したいのは、前モデルのGR2よりも小さくしたことなんです。手ブレ機能を組み込みつつ、筐体を小さくするというほとんど修行僧のような苦行をやってのけたリコーの開発陣に、競合メーカーの元営業マンとして心からエールを送りたいんです。大半のカメラメーカーの開発陣は「機能を増やすから、その分ちょっとだけ大きくなっても許してね」という、ユーザーサイドの常識的判断に甘えてくるものです。しかしGRのコンセプトを忘れず、そこを厳しく、まるで東洋大の酒井監督のように「その1ミリを削り出せ!」と号令をかけているらしいところに頭が下がります。たしかこの比喩は前回か前々回にも使った記憶がありますが、たしかこれもお話ししたはずですが、なにしろ記憶が不確かで、今回は書く速度を上げているので振り返る暇がありません。たぶんかなり引用しやすい言葉なんです。さすがの酒井監督ですが、青山学院の原監督にも今後、わたしが気楽に引用できる名文句を期待したいところです。あれっ、なんの話でしたっけ? そうそう大きさの話でした。ともかく前モデルから見事にシェイプアップしたGR3はただそれだけもエライ!「モデル」と「シェイプアップ」というふたつの言葉から、ついついシャーリーズ・セロンを連想してしまったのはわたしだけでしょうか(だと思う)。『Monster』につづいて『Tully』でも役柄上の理由で無理やり太ったけど、やっぱりそれからのダイエットは苦しかったようです。『Tully』はおもしろかったけど、太る必要性があったかと言うとそれは疑問です。しかしあの人いまどき、珍しく女優魂持っていて、オスカー取った後でも平気でいつでもどこでも脱ぐし、太るし、ほんと素晴らしい。そう思うのは、やっぱり美しいからでしょうか。はい、そうです。まちがいなく、美しさを差別していて、それはわたしの人生のコンセプトに外れています。で、そうそう、やっぱり痩せることが難しいのは人間の身体に限らないってことが言いたかったんです。特にシャーリーズ・セロンの隠れファンであることをカミングアウトするつもりじゃなかった。でもやっぱり歳が進んでくると、さすがの元モデルでもウエストの肉を取るのって難しくなってくるんだなっ、て『The Burning Plain』の冒頭の全裸(だったと記憶している)シーンで思いました。あの映画でもシャーリーズが裸になる必要性を感じなかったけど、今思えば、あれがジェニファー・ローレンスの出世作になったわけですよね。すみません、どうも好きな話になると急いでいることを忘れてしまって。「高速道路に乗るって言って、いきなりサービスエリアかい!」とお怒りの方、すみません、いまさらですが、お急ぎの方は最後のまとめだけ、さらっと読んでください。って、じつは次の文章ですが。
<まとめ>
サイズは90点。大きさを逆行させて、前モデルより小さくしたことは、ほんとうに素晴らしい開発努力だったと思います。ただ大きさは小さくなったけど、これまでのシリーズで最重量であることを言わないとフェアではないから10点マイナスです。


by bbbesdur | 2019-03-31 17:03 | camera

#713 RICOH GRデジタル3 「ブレるんです」返上 レビューその3 (手ブレ補正)_a0113732_20434811.jpg

富士フイルムからXF10が発売されたとき、価格の安さに思わず気持ちがぐらつきましたが、富士のコンパクトのAPS-Cカメラの前モデルであるX70から進化した点がほぼ0だったので見送りました。進化0というよりも、価格以外は改悪だったと思います。X70をスナップカメラと認識していたユーザーは多かったと思います。なによりもバリアングル・ディスプレイが良かった。それをなくしてただ薄くしたXF10はどんな購買層をターゲットにしているのかわからない、中途半端さが半端じゃないカメラになってしまいました。富士フイルムは頻繁に旧機種のファームアップをして、旧機種の機能をアップデイトする良心的なカメラメーカーだとは思いますが、顧客の声を聞いているかといえばそうでもなくて、開発者が自分たちのこだわりを押し付けているようなところがあります。これは身内だからこそわかる体質で、一刻も早く変化して欲しいと思っています。

その富士に比べると、今回のRicoh GRデジタル3は、しっかりとユーザーの声を聞いて課題をひとつひとつの解決してきたことがわかるカメラです。その改善点の最たるものが、今回搭載された手ブレ補正機能です。あの小ささでまさかとは思いましたが、噂通り手ブレ補正を組み込んできました。手ブレ補正は、わたしの目下のメイン機であるX-T3にもついていません。でも、まあそれはそれで良いんです。一眼カメラは、しっかり構えるものなので、めったに片手では撮りません。それでも微細なブレはいつだってあるから、補正はあるに越したことはないのですが、まあどうしてもというならX-H1に行けば良いので、それはいいことにしています。でも富士で言えばXF10、その前のX70、リコーでいうならGRGRデジタル2はスナップ用途で使うことも多いため、片手撮影をすることが多いはずなんです。できれば両手を使いたいけど、なかなかそうもいかない。たとえば森山大道が両手で撮ってる姿って、それっぽくないでしょ。

で、APS-Cセンサーを積んでいるこれらのコンパクトカメラは、じっさいブレます。油断すると1/60でもブレます。「換算28mm1/60でブレるなんて腕が悪いんだ」と言うあなた、試しに街中で、さっとGRをポケットから出して、片手でカシャっとやってみてください。スナップシューターのためのカメラ、というのがGRシリーズのコンセプトですが、あれはセンサーサイズをAPS-Cに変更してからは真っ赤なウソです。かなりの確率でブレます。あの小さなボディでAPS-Cだと、しっかり構えないとブレるんです。かつての富士フイルムが「写ルンです」なら、GRは「ブレるんです」と言いたい。森山大道ですら、スナップが撮りにくい時代になったと嘆くほど、街中でカメラを構えることが難しくなった今、シロートがサッと取り出して、パッと撮って、それがブレていなかったら大したものです。APS-Cになってからの初代GRは解像感は素晴らしかったけど、逆にそれだけブレも目立ちました。わたしはスナップ撮影が生命線のGRがセンサーを大きくするというまちがった路線に進んでしまったと思い、一年足らずで売却しました。それからはGRデジタル2が出ても、見向きもしませんでした。富士でもリコーでも、ともかくAPS-Cのコンパクトカメラに存在意義はないと思うようになりました。そんななかでもどうしてもサブカメラにはコンパクトカメラが必要なので、SONY RX100mk6を導入したんです。あのカメラは手振れ補正機能は付いていますが、あんまり実感できません。でも、画質が……と、ウジウジしている最中にGRデジタル3の噂が流れて、手振れ補正が付くというから驚いたんです。富士がXT-3の筐体でも入れられない機能を、センサーが同じ大きさのGRの、あのちいさな中に入れてしまうなんてありえない、と。で、現実的にその手振れ補正機能が備わったこのGRデジタル3ですが、メッチャ効きます。もう感動するくらいに効きます。いろいろ試しましたが、しっかり構えれば1/8くらいまでは頑張れます。しっかり構えず、サッと片手でやると、1/15が厳しいくらい1/15あれば街中でも十分です。いやあ、こんな小さいボディでAPS-Cでまあまあイケてる手ブレ補正付き、素晴らしいカメラだと言いたいけど、まあ欠点もあるから、それは次回以降に。

<まとめ>

手振れ補正機能95点 ほんとうにリコーの開発者は、よくぞここまで追い込んだと思います。敬服します。素晴らしい仕事です!


by bbbesdur | 2019-03-18 19:32 | camera


わたしは使わないものはどんどん売っていきます。無駄遣いであることは重々承知していますが、この浪費癖は治りそうにありません。昨年末で定年退職しました。毎月の収入がなくなったら、さすがのオレでも爪に火を灯す暮らしぶりになるだろうと期待していたのですが、案に相違して手元にはまだ退職金が残っていて、これまで以上に気持ちが大きくなっているという最悪の状況にあります。そういう自分を「空襲警報が鳴っているのに耳栓をしてホッと安心している人物」という風に感じています。楽観的な男は楽観的なまま死んでいくしかないのでしょう。バカは死ななきゃ治らないんです。
ところで初めにお断りしておきますが、浪費癖というのはつまるところ「見る目がない」ことの証明みたいなものですから、いままさに皆さんが読んでいるこのレビューは、見る目のない人物による無駄遣いの記録みたいなものです。ハッキリ言えば、いま皆さんは「見る目のないレビューワーによる新製品レビュー」を読んでいるわけです。それってレビューの価値があるでしょうか? まさしく時間の浪費だから、手早く切り上げた方が身のためです。じっさい、レビューを読んでいるはずが、前フリだけに2日も付き合わなくてはならないのですから。もしこんな暇つぶしのブログを読んでいながら「いやー、ちょっと急いでるんだけど」という方がいらっしゃれば、今すぐにこの記事の最後から8行目の<本日のまとめ>を読んでください。それが今日の記事の中で唯一価値のある情報ですから。
カメラに「所有する喜び」とか「モノとしての魅力」を感じないと言うとウソになりますが、これだけ製品開発サイクルが早いとフイルムカメラ時代の恍惚感を味わうことは困難です。その昔、カメラを買いに中野に行くと決めた前日の夜は興奮してなかなか寝つけませんでしたが、この頃の通販でポチッとやるだけの行為はまるで興奮を伴いません。電車に乗って都心までカメラを買いに行くことをしなくなってから、購買行為にドキドキ感がなくなって、ちっともセクシーでなくなりました。同時にカメラ自体もセクシーでなくなったような気がします。
大丈夫です、まだ今自分が書いているのがGRデジタル3のレビューであることは覚えています。覚えているといえば、皆さん、風呂に入っていて、自分がシャンプーしたかどうかを忘れてしまうことってありませんか? そう聞くと、いままで「そうよね、ホント最近わたしも忘れっぽくって、阪東さんだけじゃないわよ」と調子を合わせていた人物が「えっ」と引いてしまうのです。あるいは、目が覚めて起きたとき自分が誰だかわからなくなっていることってない? と聞くと、ほとんどの人が病人を見る目つきを向けてきます。でもじっさいわたしは頻繁に自分が誰だか忘れていました。あまりに頻繁に起きたので、だんだん慣れてきて(と過去形なのは最近その現象が起こらないからですが)焦らなくても絶対に思い出すからじっとこのまま寝ていればいい、と自分に言い聞かせて安心することができるようにさえなりました。池澤夏樹の『マシアスギリの失脚』という長編小説に、まったくおなじ経験をする登場人物が出てきますが、わたしにはものすごいリアリティでした。たぶん池澤夏樹も同じような経験があるのではないかと勝手に想像しています。風呂場の記憶喪失はあまりに頻繁なので、だいぶ以前にリンスインシャンプーに変えました。
「あのさー、いい加減に無駄話を止めて、レビュー初めてよ!」
昨日書いたように、買ったばかりのカメラを批評する人物の目は、確実に曇っています。だからその曇りを取るための時間稼ぎをしているのです。わたしは自分のカメラ浪費癖の長い歴史の中で、何度も成田離婚を繰り返しているんです。羽田発着の国際線も増えたので、羽田離婚と呼んでも良いと思いますが、離婚したくて結婚する人はいません。いずれにしてもカメラを買ってしばらくはアバタもエクボのハネムーン状態がつづくことが多いんです。とくにルックスが良いと、騙されやすいから注意しないといけない。
このままだと、一切具体的なレビューがないまま、第2回が終わってしまいそうなので、最後に、ひとつだけ言っておきます。
起動がメチャンコ速い! です。今もわたしの手元にある旧GR3がパワーボタンを押してカメラが撮影可能になるのが「ジー――」だとすれば、新しいGRデジタル3は「ジッ」です。「ジー」の「―」はありません。ウソのように機敏です。アブラゼミの断末魔みたく「ジッ」の一瞬芸です。これは箱を開けて、バッテリーを充電して、まず最初に経験した驚きでした。でも、起動が速ければ良いってもんじゃない。これはわたしがだいぶ以前に、センサーが小さかったGR3のレビュー#483 FujifilmX10とRicoh GRD3の比較 その1書いたことですが、スナップ目的メインのカメラであるならば、パワーボタンを押してレンズが繰り出されたら、すぐにレリーズできないと意味がありません。前のGRDⅢはたとえレンズが繰り出されても、AEが遅いために撮影可能になるまでに2、3秒のタイムラグがありました。2、3秒というのはスナップシューターにとっては永遠の時間です。スナップカメラは東洋大の酒井監督の言うように「その1秒をけずり出せ」なくてはならないのです。その点、今度のGRデジタル3は見事です。素晴らしいの一言です。APS-Cになった初代GRは購入1年以内に売ってしまったので、いまここで比較できませんが、けっしてこんなに速くはなかった。この早さはフイルムカメラ時代と遜色がないんじゃないかと思います。最近CONTAX Tシリーズがなぜか大人気だそうですが、もし手元にT3がある釧路のMさんのような方がいらっしゃれば、ちょっとやってみてください。高級コンパクトカメラの起動って「ジッ」でしたっけ? このくらいの過去は覚えてなくてもフツー、って安心してもいいですよね?

<本日のまとめ>
・起動が早い→95点 マイナス5点のうち3点は「ジッ」の「ッ」を無くす開発努力をつづけて欲しいというわがままな思いで、もう2点は「ジッ」の音にまだ改善点があると思うからです。音もほんとうにだいぶ良くなりましたが、さらに無音、もしくは「心地よい音」に近づける努力をして欲しい、という願いからです。なので、決してこのマイナス5点はネガティブなものではありません。

次回はなぜ3ヶ月前まで富士フイルムグループ社員だったわたしが同じ換算28mmのコンパクトカメラであるXF10を買わずに(社員割引さえあるのに)GRデジタル3を買ったのか、あたりの話から入る予定なので、たぶん具体的なレビューはまた一つくらいになっちゃうと思います。それでも良ければ、つづきもお付き合いください。ではまた明日(たぶん!)。

by bbbesdur | 2019-03-16 15:58 | camera


#711 RICOH GRデジタル3に関する客観性を装った自己欺瞞的レビュー_a0113732_20420041.jpg


とっても久しぶりのカメラレビューはリコーGRデジタル3の早すぎるレビューです。一般的に、人はさんざん迷った末に購入を決断した高価な買い物を悪いと思いたくないもので、買ったばかりのカメラ、まさしく今日発売されたばかりのGRデジタル3を、レビューしているわたしの目は初めから曇っていると言わざるをえません。ただわたしはGRに関して言えば、センサーサイズがAPS-Cになる前のGRとGR3、そしてセンサーが大きくなったGRを使ってきているので(このブログの古い記事でわかるように)、たとえ曇っていたとしても比較する目だけは持っていると思っています。
のっけから価格のことを言えば、この世に流通している大半の商品がそうであるように、発売されたばかりのGRデジタル3はその予想される商品ライフの中で、いま最も価格が高いのです。人生のうちで最も美しく、躍動的な時期を過ごしているような20代の女性のように、お母さんのGRデジタル2、あるいはおばあちゃんのGRデジタルⅣ、さらにはお墓に入っているフイルム時代のひいおばあちゃんGR1vのような将来が待っているとは知らずに、今を盛りに華やかな時間を生きているのです。
で、キャッシュバックもないし(ですよね?)、桜も入学式もまだだし、わたしが愛好しているフライフィッシングの本格的なシーズンには、まだひと月ほどあるし、今買わなくても良いのに、なぜわたしは買ってしまったのか? うーん、いま考えています。というように、せっかく久しぶりにやるのだから、あえて、しなくても良い質問を自分に投げかけてみる、というあまり他では書かれたことのないレビューにしようと思います。まずは、
質問 なんで予約までして、発売日に手に入れたの?
回答 うーん、過ぎ去った日々の感情は正確に思い出せませんが、来週末に予定している取材に「あったら便利かも」と思ったことは確かです。先着何名様(何名か忘れた)にブルーのレンズリングが付いていくる特典がありましたが、その販促策のインパクトは絶無ではないにしろ、きわめて軽微でした。そのリングは写真で見るかぎり「街中で目立たないGR」のコンセプトのまるで逆を行くような華美なカラーだったし、黒とメタリック・ブルーのカラーマッチングはイマイチ尖りすぎで、わたしの趣味ではなかったんです。まあ無難に赤黒コンビのレッドだったら、少しは影響したかもしれません。あとなんだっけか? あー、そうだった、肝腎なことを忘れてました。今回は手持ちのSONY RX100MK6を売却したのですが、やっぱり高値のうちに売りたかったんです。あのカメラは人気があるから売却時の値落ちはまだまだ先でしょうが、それでも徐々に下がってきていることは事実なんです。あのカメラは万能カメラです。1インチセンサーにしては良い画質ですし、なによりも35mm換算で200mmっていうのが凄い。去年イエローストーンで敢行した、3日山を登って、1日だけ釣りをして、また3日かけて降りてくるというキャンプ行に「あれば便利だろうな」と思い、1インチセンサーカメラに10万円以上を投入しました。じっさい便利でした。ともかく200mmって凄いです。グリズリーはいませんでしたが、3日めにムースの親子に出会いました。リュックを降ろさずに胸のストラップに取り付けたカメラケースから、さっとカメラを取り出して、パチリ、とやりました。撮ったときは「やっぱイエローストーンは200mmなくっちゃね!」とありがたがりましたが、帰国してディスプレイの中に出てきたのは、単にムースが写っているだけの写真でした。SONY RX100はMK1、MK3、MK6と買っては売り、買っては売ってきましたが、さすがにこれで打ち止めにします。やっぱりいくら良くても1インチセンサーは1インチセンサーです。Capture Oneで色々いじれば、もちろんそれらしい写真にはなりますが、それって、いったい誰のための加工なの? って自問したとき、何のために見栄えを良くしているのかがわからなくなってしまったんです。普段メインで使っている富士フイルムX-T3は撮って、ソフトで開いた時、わたし程度の腕でさえ、稀に「おっ!」と思う絵が出ます。もしその写真を書籍、もしくは雑誌社のONLINE連載記事に掲載するなら、当然さらに加工しますが、1インチセンサーで撮った写真は、なによりもまず自分に感動がないから難しい。で、SONY RX100MK6で撮った写真は、結局自分が見るためだけのものになってしまったんです。そのマスタベーション的な作業がバカバカしくなり、もうこのカメラは使わないだろうな、と思っていながら、なんとなく手元に置いていたところに、GRデジタル3の発売がアナウンスされたのでした。
つづきはまた近々に(たぶん明日!)。


by bbbesdur | 2019-03-15 22:20 | camera

#660 ブレるんです

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 Ricoh GRはこれまでのGRシリーズ同様、最強のスナップ・シューターを謳って登場したけれども、残念ながらキャッチ・コピーどおりとは言い難い。しっかり構えて、落ち着いて撮った集合写真や風景写真のRAWの品質はほんとうに素晴らしいが、スナップ・カメラの生命線は「さっと構えて、さっと撮れる」ことであって、最新のGRは前の機種までとは打って変わって、スナップしにくいカメラとなってしまった。
 APS-Cセンサー、しかもローパス・フィルターをなくしたことで、GRは一眼レフと同等以上の画質を得ることができた。でも、同等以上の画質を得るために「しっかり構えて、落ち着いて撮る」ことが必要となってしまったのである。これまでGRでやっていたように、突然のシャッター・チャンスに、さっと構えて片手で撮ると、まずブレる。「そもそもカメラは片手で構えるものじゃない!」という撮影の基本中の基本を守らないとならない。片手でさっと撮る森山大道を真似たくても、なかなか難しい。
 購入したばかりのころは、前のGR3とおなじ感覚で撮っていて、片手で撮った写真はほぼ全滅だった。こちらの頭の中には換算28ミリだから、そうそう簡単にはブレないという先入観があったけれども、あの小さな筐体のカメラを片手で撮ると1/60秒が楽々ブレてしまった。カメラのせいにしたかったけれども、明らかに撮影側に問題があった。いまはネックストラップをつけ、首を支点にして極力カメラがうごかないようにして撮影している。街角のスナップではシャッター速度を1/250に設定して、ISOが最高6400までオートで上がる設定にしてはいるが、いささかブレ恐怖症気味で、ついついしっかり構えて撮りたくなる。そうなるとなかなか良いスナップ・ショットって撮れないから困ってしまう。この写真のように、被写体に動きが取れない状態はいいんだけどもね。
  with GR
 
by bbbesdur | 2014-01-18 13:41 | camera

#659 Ricoh GRはシューベルト交響曲第8番_a0113732_10584519.jpg

 Ricoh GRはⅡ、Ⅲを使ってきて、今回のGRが3代目である。購入したのは昨年の6月だったはずだから半年間使っているわけだ。店頭で見て「このサイズにAPS-Cのセンサーが入っているなんて、ちょっと信じられない! 長い間夢見ていた理想のスナップ・カメラがついに完成した!」とおもって、迷わず購入した。
 カメラとしては未完成だとおもう。ローパスフィルターを省くのが昨今のカメラメーカーの流行だ。滅多に出ないモアレに気を遣うくらいなら、解像度を上げて普段の画質を向上させた方がい、という発想らしい。
 リコーのGRもローパスフィルターレスである。RAWの精細感は抜群である。代償として、モアレの発現が著しく、しかも出方が派手である。オックスフォード地のシャツにモアレが出たのには驚いた。チェックではなく、無地のシャツなのである。生地そのものの太さ1mm以下の縦糸と横糸のパターンに出るから驚く。素晴らしいレンズのおかげで、つまりそれだけ解像しているわけなんだろうけども、無地の生地にモアレが出るのは困る。JPEGにすれば多少はマシになるけれども、今度はノイズフィルターの影響もあって精細感が薄れる。いろいろと設定をいじくり回せば、かなり良い線まで追い込めるのかもしれない。でも、ぼくは面倒だからひたすらストレートにRAWで撮っている。
 つづきはまた書くけども、GRはシューベルトの交響曲第8番である、というのがぼくの結論である。未完成だけど、素晴らしいんだ。
 with GR
by bbbesdur | 2014-01-13 10:55 | camera

#650 ケーキの時間と富士フイルムX-E1_a0113732_2183749.jpg

 こういった誕生日パーティーや室内での集まりのときにこそ、富士フイルムX-E1の高感度画質に期待したくなるんだけど、世の中そうそう都合良くは出来ていない。照度が落ちる条件で、このカメラのAF能力は著しく低下する。子供や酔っ払いの動きは予想がつきにくく、コンティニュアスAFの能力をはるかに超えている。だからといって、シングルAFにすれば合うというものでもないから困ったものだ。思い切ってISOを上げても、こちらの思ったタイミングでレリーズできないから、結果的に被写体ブレを起こしてしまう。被写体の移送速度が速いから被写体ブレを起こすという通常のパターンではなく、AFが遅すぎるからその間に被写体が動いてしまうという情けない状態が実態なのだ。世の中がうまく出来ていないんじゃなくて、X-E1がうまく出来ていないだけだ、と愚痴をこぼしたくなるが、じつは撮っているこちらこそ酔っ払っていて、手元も足元もおぼつかないのである。翌日、画像を確認すると、撮った記憶のないシーンがたくさん写っていたが、ほぼ100%ブレている。ブレ防止機能の働きが弱いからいけない。ぜったいにぼくのせいじゃない。
 with X-E1 18-55/2.8-4 2013/1 那覇(写真をクリックすると大きくなります)
by bbbesdur | 2013-01-22 21:27 | camera

#648   富士フイルムX-E1はムーチーの空が苦手_a0113732_22491183.jpg

 フラタンさんのコメント返信に替えて記事をアップします。
 X-E1のファーム・ウェア・バージョン・アップの噂にはとっても期待しています。
Fuji Rumorの原文では"Improved performance of Auto Focus under various shooting conditions."とあるので、この文章がそっくりそのままFuji側の説明だとすれば、例えばAFボタンをX100Sのように十字のセレクターに充てるという機能は含まれないと読めます。AFのfunctionではなく、あくまでもperformanceのことを指しているはずです。しかし毎度ながら驚くのは、世の中にはよくもこういったフライングの掲載を見つける人がいるもんです。新製品ではないので、まさかメーカー側が意図的にリークしたともおもえないし。
 ところで沖縄でもX-E1を徹底的に使っていますが、まさか南国の光が暗さに弱いAFのスピードを上げるはずもなく、AFが遅いことには変わりありません。
 沖縄の冬はどんよりと曇って、強い北風が吹く日が多いのですが、そんな暗鬱な空を撮ろうとして雲にピントを合わせることも、かなり苦手です。これは遅いんじゃなくて、そもそも焦点が合わないんです。
 今日は旧暦の12月8日で、沖縄では無病息災を願ってムチーと呼ばれる月桃の葉に包んだお餅を食べる日なんですが、毎年、この日の前後は特に寒いと相場が決まっています。ムーチービーサーっていうんだけど、それはともかく、ムーチービーサーの空が撮れないのは困ったものです。今回噂されているバージョン・アップでは、そんな困った状況を改善してくれれば御の字です。劇的に良くなるなんて期待していませんが、曇りの日の雲が撮れないなんて、カメラじゃないですものね。
 でもなぜかムーチー当日の今日は、不思議なことに雲が少なく、清々しく乾燥した、沖縄の冬には稀に見る晴天です。青空バックの白い雲にはしっかりピントが合います。
 それはともかく、こんな日にX-E1のAFのことなんて考えているのは愚の骨頂です。X-E1の大器晩成に期待しながら平和通りでもぶらついて、ついでにムーチーでも買って食べようかな(写真は帰京し次第、サイズアップしたものに差し替えます→完了しました)。
 with X-E1 18-55/2.8-4 2013/1
by bbbesdur | 2013-01-19 16:35 | camera

#644 トゥーランドットの赤ん坊(富士フイルム X100Sのパンフレット・レビュー)_a0113732_20525976.jpg

(前回からのつづき)デジタル時代が訪れて、富士フイルムの感材ビジネスは一気に終焉を迎えました。ほんとうによくぞ生き残ったものだとおもいますが、それはともかくとして、培った写真技術を基盤にして生き延びるためには、とりあえずデジタルカメラ開発の道を歩む他に手段がなかった。しかしなにしろ主力購買層たる我々写真ファンのカメラ世界に関して、知見がない。知見がないなら、他人の話を聞けばいいのに、 製品は自分たちのアイディアで開発するものであって、使用者の意見はあくまでも参考にするだけという悪しき伝統が根強い。いまや、できるだけ多くのカストマーの声を、できるだけ早く拾って、次期製品に活かさないと置いていかれる時代だというのに。
 X-E1を使ってみて真っ先におもったのは、すくなくとも開発陣の中にスナップ写真撮影を趣味にしている開発者は、ただのひとりもいないだろうなということです。ライカ信奉者はワンサカいそうだけど、じっさい撮る人はいないと確信します。いたら、ああいった操作性になるはずがない。これは技術的に達成不可能な機能や性能に関わることではないんです。使用方法のことなんです。「出来る、出来ない」ではなくて、「やりやすい、やりにくい」という話で、カメラが道具である以上、その一点が極めて重要なんです。仕様では出来ても、使用は出来ない、なんてつまらないダジャレのひとつでもいいたくなっちゃう。
 ところで、ぼくが語っているのは、あくまでもスナップカメラとしての実力に関してのことです。
 もし旅先の名所、景観や記念写真、家族のイベントを中心に撮るというのであれば(たぶん80%以上のユーザーにとっての主要使用目的でしょう)、現時点ではほとんど最高のカメラだと思います。このサイズと重量と扱いやすさで(慌てていたり、急いでないなら、けっして扱いにくくはありません。急を要するときに扱いにくいという特性があるカメラなんです。だからいつだって慌てた状態で撮るスナップはムリなんです)、こんなに美しく自然な写真が撮れるカメラは他にないとおもいます。ただし、ズームレンズのブレ防止機能は気休めくらいだとおもいます。オリンパスのE-M5と比べると効いてないに等しい。富士はブレ防止機構については基礎技術を持ちながらも、デジタル・コンパクトカメラの世界では当初、高感度、高速シャッターでブレ問題を解決しようとしてきた歴史があって、意外に後発です。レンズに機構を組み込んだのは今度のズームレンズが初めてじゃないかなあ。ついでに付け足しておきますが、富士Xシリーズは本体とレンズのマウント部の遊びが大きすぎて、不快です。これはいろいろ触ってみましたが、個体差ではないように感じます。
 ぼくがたまたまスナップシューターであることから、辛口批評になってしまっていますが、違うジャンルの使用者であれば満点に近いカメラであることも想像に難くありません。だって、こんなに辛口の批評をしているぼく自身が、レンズを買い足そうかどうかと迷っているのだから、やっぱりとても魅力的なカメラなんです。
 それでもぼくは富士フイルムにいいたい。
「ねえ、人の話をもすこしマジメに聴いた方が身のためだよ」
って。
  てなことを、クダクダと言いつつ、それでもなんとか渓流釣りの季節が始まるまでは我慢しようとおもっていたのです、つい、昨日まで。
 濡れている被写体は他のカメラの追従を許さない美しさがあるから、水辺の光景や、艶やかなヤマメを撮ってみたいなあー、でも魚は動くからなあー、ムリかなあー、っておもっていた、そのまさに今日、ニュースが飛び込んで来ちゃった。

 富士がX100の後継機X100Sを発表しました。出るという噂は知っていたけど、まあ富士のことだから、センサーの換装程度で目先を変える、つまらないマイナーチェンジだろうとタカを括っていました。
 詳しくは富士のHPをご覧になればわかりますが、AFが位相差とコントラストのハイブリッドだというのです。ソニーのハイブリッドを試した限りじゃ、そんなに速くないけど、いまの富士に比べればはるかにマシです。そしてMFにはピーキング機能と、新たに、デジタル・スプリットイメージだって! 懐かしすぎる! でも、あの懐かしの2重丸の中に線があるやつじゃなく、なかなか新時代っぽいヤツです。こればっかりは現物を見てみないと使い勝手がわからない。
 というわけで、早速、今日、富士フイルム本社一階のFUJIFILM SQUAREに行って訊いてきました。展示機は1月下旬ごろということです。パンフレットは置いてあったので、もらってきました。「コスト削減しました!」というような、X-E1よりもさらに紙質を落としたパンフレットで、富士が既に紙媒体の情報発信に見切りをつけていることがわかります。
 さすがにひと月足らずで手放したX100で懲りているから、この新機種x100sは買わない。しかし、このX100SはAFの速度については期待してる。パンプレットには赤文字で
AF最速0.08秒とあって、フォーサーズ以上のカメラでは世界最速だっていうから驚いちゃうなあ。だって、昨日までは万年予選落ちだった選手が、いきなり金メダル候補になっちゃうなんて、凄すぎる。というか、ほんとのこといって信用できない。なにしろ富士はX-E1のパンフレットで堂々と最速0.1秒を謳っています。しかし大きなフォントで「最速0.1秒」とある下の小さな文字を良く読むとAFの速度そのものではなくて、「……フォーカスレンズ群をリニアモーターで高速かつ高精度に駆動させ、最速0.1秒のうちに、正確なピント位置へ1ミクロン単位でレンズを動かす」とあるんです。
「あのねえ、エンジニアでもないのに、いったいだれがレンズを動かす時間に興味があるっていうの!」とぼくはいまでも、このコピーに苛立っています。嘘はついていないけれども、大きな誤解を生みます。そもそも買いたがっている人は、良いところを見ようとする心理状態にあって、このコピーは購買者のそんな意識を利用しています。これは一種のまやかし、詐欺の一種です。まさか富士が反省したとはおもえないけど、でも、こんどははっきりと世界最速AFを謳っている。ほんとだったら凄い。
<AF0.08秒、起動が0.5秒、撮影間隔が0.5秒、シャッタタイムラグが0.01秒>
 でも数字じゃわからない。信用出来ない。だから早いところ試したい。というのもぼくはこのX100Sは買わないけれども、間違いなくこの技術はX-E1の次機種に載ってくるはずです。これからすくなくとも1年以上はあるだろうから、さらに良くなって。
 希望が持てるなら、売り払わず、たぶん今月末に発表されるOlympusのE-P5をパスして(自信がないけど)、レンズを買い足す決断が出来る。なんとかX-E1のトロさを我慢して、我慢して、怒りを抑えて、抑えて、来るべき1年後のカタストロフィ的大団円を待ち受ける(我慢した時間と快感の強さは比例します。ただ我慢しすぎると膀胱炎になったり、痔になったりするから気をつけないといけない)、そう、まさしく「トゥーランドット」のように、ラストで姫とカラフ王子が愛で結びつき、高らかに「誰も寝てはならぬ」のテーマがフルオーケストラで奏され、そうか、姫と王子の愛に満ち満ちた、寝ない夜が始まるんだろうなあ、とロマンチックな(イヤらしい)気分になってはくる。さっさと合体して(操作性と画質のことです)、子供を産んで欲しい。美しく、優しく、ときに母のように、ときに娼婦のように、庶民的で、優しく、愛情溢れる、そう、わたしの名はミミ……ちょいと待てよ……、そんな都合の良い子供を富士フイルムが産むかい?……そういえば左指側のAFボタンはどうした、健在だろうなあ、憎まれっ子世に憚るというしなあ。
 とおもって、写真を見るとある。確かにある。しかしもういちどパンフレットを詳細に読み直したら、なんと、最後の方に、
「また、AFフレームはカメラを構えたまま、右手で狙った位置を選択するっことが可能」! ってある! かなり恥ずかしそうに、こっそり書かれていますが、どういう風に可能なのかは、書かれていません。たぶんごくフツーに他のボタンに振り変えることができると、想像しています。それでいいのだ。じっさい今回のX100Sは名のとおり、 コストのことを優先したのでしょう、 ハード部分は変えてきていません。しかしX-E2、あるいはその前にX-Pro2では大胆に……。
あれーっ、見間違いだったことに、いま気づきました! ボタンがおなじで、写真の文字が小さいので見落としました! すみません! AFボタンはVIEW MODEボタンに変わっています。で右のホイールの上部がAFボタンとして機能するようです。富士フイルム、エラい、当たり前のことを、恥ずかしがらずによくやった! ついでに情報を追加しておきますが、鱒やさんも指摘していたX-E1で出来ないISOオート時の最低シャッター速度設定が出来るようになりました。これもエラい!今回、富士はかなり心を入れ直して、ユーザーの声を聞いているのがとても良くわかります。 
 でも気は抜けない。AFが0.08秒といったって、たとえば暗いところでどういう動きをするのかわからない。
 ともかく早く本社ショールームに並べてくれないかな。AF速度と操作系の速度を確認してみたら、また報告しますね。
 with X-E1 18-55/2.8-4 2013/1 FUJIFILM SQUARE前 年始の挨拶回りのビジネスマンですが、富士フイルム社員ではありません。
by bbbesdur | 2013-01-08 21:14 | camera