2009年 05月 26日
#119 バラの留守番
日曜日の雨上がりに母に会いに行った。けれど、家にはだれもいなかった。携帯電話に連絡すると、博多の実家にいるという。父はいるはずなのだが、どこにもいない。庭に回って、バラを撮った。母がいつからバラの栽培に凝り始めたか記憶にないが、すくなくとも10数年にはなるだろう。
黄色いバラの花弁が葉叢とともに東側の壁を覆い、寝室の窓だけがまだ空に居残っている雨雲を映して暗かった。だれもいない実家はバラの芳香と色彩に溢れていながら、淋しかった。
with E-420 Makro-Planar 2.8/60C 2009/5/24撮影 実家にて