2009年 03月 04日
雪夜の雛祭り
今日は寒いからふたりで鍋でも突つきましょうよ、といったのはおまえだった。じゃあ、流行のカレー鍋にしようか、といったのはオレ。夜から雪が降るという予報だった。コタツに入って、ふたりで、しっぽりと。いいわねえ、辛くてからだがほっかほかになるわ。よし、決まりだ。
仕事が遅くなったのは、オレのせいじゃない。上司のせいでもないし、お客のせいでもない。仕事にはそういうことがままあるというだけのことだ。それなのに、おまえは怒って帰ってしまった。だからオレはひとりで鍋をする。断然、ひとりでカレー鍋を突ついてやる。おまえの代わりに。
with GRDII 2009/3/3 21:37撮影 小田急鶴川駅前