2012年 02月 14日
#552 アウトドア・コーヒー
注文していた直火焙煎コーヒーが届いたから、さっそくさっき挽いてみた。凝り性でないとやってられないフライフィッシングという遊びを愛する男が焙煎するとこうなるという見本のような味で、最大の特徴は、飲んだ後に口のなかにいっさい余分なものが残らないことだ。いかにもアウトドアで飲むにふさわしい。見かけからして、店で買ういつもの豆とはまるで光沢がちがう。香りもちがう。一番ちがうのはお湯を注いだときの盛り上がり方で、豆を挽いて淹れる愉しみが視覚化されているような気分になる。飲む前からおいしいとかんじているのだから、わざわざ飲む必要もないくらいだ。
with FujiFilm X10 2012/2