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#416  株式会社リコー御中 GRD IVに期待すること    その2  あっさりとした結論

#416  株式会社リコー御中 GRD IVに期待すること    その2   あっさりとした結論_a0113732_0152562.jpg

 前置きがながくなりすぎましたが、ともかくGRD IVの登場を待っているんです。
 そもそも冒頭にあげた、ぼくにとっての魔の三角地帯であるところの、
・優れた画質
・軽さ、小ささ
・速写性
 って、GRDでかなりの部分まで実現できているわけで、べつにどうしても一眼レフを使わなくてはならないこともないんです。
 発売サイクルから予測して、自分勝手にこの夏あたりに期待していたのでが、ぼくがビジネスで競合する製品群における御社の生産拠点、および部品供給のダメージは想像以上に甚大である、という競合情報が先週もたらされました。弾のない相手と戦うわけにはいきません。すくなくともぼくは個人的にこの夏は、のんびり仕事をして、たくさん写真を撮ることにするので、なんとかカメラ部門にはがんばってもらって、GRD 4リリースのピッチをあげてほしい。と、まるっきり勝手なことをおもっているわけです。
 で、ぼくがGRD 4に望むことですが、これはもう、とてもはっきりとしているのです。
1. AEの遅さをどうにかしてほしい。
2. 高感度、せめてISO800、 できれば1600を使えるレベルにしてほしい。
3.メインパワースイッチをスライド式にしてほしい。
4.起動時間を短縮してほしい。
5.ADJレバーをもうすこしおおきくしてほしい。
 以上の5点だけです。あとはいろいろと競合対策上入れ込まなくてはならない機能(動画機能の充実とか)あるかもしれませんが、ぼくのような使い手にとっては、上の5点だけでじゅうぶんなのです。 
 というか、ほんとうのことをいえば、1.のAE速度さえ改善してくれれば、もうそれだけでも買い替えます。
 フルプレス・スナップという、スナップ撮影にとって素晴らしい機能がありながら、決定的瞬間に「アッ!」とおもって、カメラを構えてフルプレスしたら、真っ白だった、逆に真っ黒だった、というケースがおおい、というか、かなりの確率でそうなります。AEそのものが遅いのかディスプレイとの連携の問題なのか、素人にはわかりません。回避する方法は、撮ろうとする方向になるべくカメラを早めに向けておく、ことですが、それってスナップではありません。ブレッソンのあの決定的瞬間がやらせだとしても、あの写真がカメラの役割を物語っていることには変わりありません。
 意地悪ないい方をすれば、GRD3は速写機能が充実しているけれども、速写できないカメラだということになります。AEの遅さが大問題なんです。カメラショップの店頭で試しているかぎりでは、GXRのAEはじゅうぶん早いとおもいます。あのくらいにしていただけるとうれしい。
 2.の高感度撮影については、GRD3が2年前の撮像素子を使っているだけのことで、次モデルは自動的に良くなっているでしょうから、あんまり心配はしていません。ただもしこのまま東京の節電がつづけば、もともと暗い東京の地下での撮影がこれまで以上にむずかしくなります。エネルギーの25%削減を求められているのであれば、25%の高感度品質アップをしていただけないか、と、まあ無茶苦茶に勝手な理屈ではあります。
 3.のメインスイッチの形状変更も速写性のためのもので、GXRで変えていただいたように(まさかぼくの以前の手紙がきっかけだったとはおもいませんが、やはりおなじような声が多数あったのだと信じています)、スライド式で一発ONにして欲しい。
 4.パワーオンにしてレンズが繰り出してくる時間を短縮してほしい。感覚でいえば電源を入れたとき、GRD3は「じー、うんっちゃ」で撮影準備が整いますが、この「うんっちゃ」が待ちきれないんです。「じー」だけにしてほしい。
 5.指のちいさいぼくでもADJレバーは操作しにくいのです。左右のうごきと押し込むうごきの境目があいまいで、焦って操作するとたいがい失敗します。おおきさというよりも、タッチしたときの操作感覚の明確化をぼくは望んでいるのかもしれません。
 以上が個人的な要望ですが、あらためて読み返してみると、結局ぼくが求めているのはスピードなんですね。スナップ・カメラに求められている最大の要件がスピードなんでしょう。ながい前置きのとおり、じっさいこの浮気性のぼくがGRDを愛用しつづけているのは、なによりも使い勝手が一眼レフ並みで、かつスピードと画質が他のコンパクト・カメラでは代用できないレベルだからです。そのスピードを、さらになんとかして欲しいというのだから、ムリな注文をしているのかもしれません。
 是非、今後ともGRD3のユーザーやプロフェッショナル・フォトグラファーの意見をたくさん聴取され、これまでどおり焦らずに、着実な進歩が盛り込まれたカメラにしてください。
 しかし、いま使っている気に入ったカメラの後継機をノンビリ待つって、それはそれで愉しいことでもあります。とくにコンセプトにブレがないGRDは、ヤキモキして待つこともなく、安心して
います。これからも、いっしょに作っているくらいの気持ちで応援させていただきますので、がんばってください!
 with GRD3 2010/10 モンタナ
by bbbesdur | 2011-05-08 00:20 | camera