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 吉祥寺のライブハウスにP.W.Rというバンドのライブを聴きに行った。バンドの編成を聞くと、きっと驚くだろう。トリオのリーダーの小林純さんが尺八を吹き、一人はアコースティックギターを弾き、もう一人はエレキギターを弾く。この組み合わせから、どんな音楽が鳴っているのか想像出来る人がいるだろうか。和洋折衷という言葉はこの不思議な組み合わせのトリオには相応しくない。和洋楽器の組み合わせにはなにひとつ違和感がないのだ。和でもない、洋でもないアンサンブルが観客を音楽の坩堝に巻き込んでいく。小林さんの尺八の音色が曲によって明るくもなり、暗くもなるのが、なによりも不思議だ。尺八から出てくる音には、西洋でいえば同じくシンプルな管楽器のフルートでは表現出来ない、音色のあわいとでもいうべき微妙な色彩が滲んでいてほんとうに素晴らしかった。ギターシンセサイザーを駆使した第2部の導入とラスト近くに披露された新曲『この道の先の空』(だったとおもうが曲名には自信がない)はパット・メセニーのバンドに尺八がソロでフューチャーされたような錯覚さえ覚える強烈なインパクトだった。バンドとしての初アルバム『Pure Well Right II』もリリースされたということだ。いやはや尺八がバンドの中心だなんて、武満徹もビックリのオクトーバー・ステップスを聴いた感動の雨の日曜日だった。

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by bbbesdur | 2017-10-15 23:37 | around tokyo

#700 最後の一匹

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 今年のラスト・フィッシュはイワナだった。最後の和風3点セットの主役はヤマメにしたかったのに釣れなかった。まっ、来年があるさ! シマネットの襦袢内張とソリッド・オクタゴンの漆風のザ・ジャパン・コンビほんとうに気に入ってます。今シーズンはアメリカはスイート・グラスの8角ロッド、日本はオクタゴンと、末広がりのロッドばかりを使いました。写真のロッドとはちがいますが、ソリッド・オクタゴンには藪沢用の6フィート半というのがあって、ほとんどリーダーだけで投げられる。このメーカーにはコンセプトや能書きだけではない、リアリティがあります。ただしぼくはソリッド・オクタゴンには作り手のこだわりが行き過ぎている部分があると感じていて(テーパーではなくて、パーツ)、いくつかの改良をお願いするつもりです。というわけで、今年最後の日も暮れて、ヤマメさん、イワナくん、また来年!



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by bbbesdur | 2017-10-02 22:13 | flyfishing