カテゴリ:around tokyo( 244 )

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 痔の話だ。長くなる予感がする。痔の治療の話じゃなくて、このブログの記事のことだ。身を切った痛みが自動的に文章に凄みを増し、楽に書き進むことができると期待しつつ書き始めることにする。
 お尻の中心(つまりK門のことだが、ブログ再開にあたって品位を大切にしようと決めたので、極力婉曲な表現で行くのです)に異変を感じたのは昨年のちょうど今頃だった。40歳を過ぎた頃から3年に1度くらい、寒い日がつづいたある冬の朝に、お尻の中心が痛むことがあった。その度に薬局へ行き、坐薬ポラギノールを買って、お尻の中心に挿入した。お尻の中心に遠慮して腰が引けた入れ方をすると出てきてしまうから、痛いのは多少我慢してしっかり奥まで入れ込むことが大切だ。まあ入れ方には個人技があるとして、痔そのものについて言えば、ともかく薬を入れれば、1週間程度で消失するのが常だった。だから一年前にお尻の中心が痛み始めた時も、迷わずにポラギノールを買ってきて入れた。ところがいつもと違って、まるで痛みが引かなかったのである。いや、当時を思い出して正確にいうなら、そもそもがいつもと同じではなかった。お尻の中心は痛むけれども、いつもと違って、なぜかイボ状の膨らみは存在しなかったのだ。だからおかしいな、と思いつつも、お尻の中心は可能な限り他人に見られたくないから、病院に行かずにグズグスとしていた。そうこうしているうちに年度末となり、会社の打ち上げがあって、少しだけ飲み過ぎた。翌朝、いつもにも増して痛むお尻の中心に覚悟を決めて病院へ行くことにした(この時はまったく気づかなかったけれども、明らかにお酒はお尻に影響するのです)。インターネットで会社の近くの病院で評判の良いところを探して、会社帰りに診察してもらった。看護師は全員女性だった。この世には女性にお尻を見せることが大好きな男がいて、その時だけぼくは自分がそういった性向を持った男だと思い込むように努力したが、現実には腰が引けていて、看護師から逆に「もう少しお尻を突き出すようにしてください」と要求されてしまった。医師は男性で、だから良いってものでもないが、羞恥心に壁を向いたぼくが頬を染めているとは知らず、医師はK門周囲膿腫と診断した。抗生剤で治る可能性があるから、まずは薬でやってみましょう、という。ぼくは薬で治らない場合にどうなるのかという質問をするのが怖くて、じっさい口にしなかった。そして薬は効いた。少なくとも痛みは気にならなくなったのだ。こうしてぼくの痔はあっさり治癒したかと思われた。しかし、もちろん薬は単に痛みを抑えていただけだったのだ。以下次回につづきます。

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by bbbesdur | 2017-02-20 20:59 | around tokyo

#674 痔の話をしようか

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あまりに久しぶりすぎて、どうやって投稿するのかわすれてしまった。知らないうちにページデザイン(スキンというらしい)が勝手に変更されてしまったし。まあ勝手にというのもおこがましいくらい利用していないわけで、勝手にブログ自体が消されてないだけマシとおもうべきだろうなあ。というわけで、ブログ再開します。再開記念に気の利いた一文でもしたためようかとおもったけども、そもそも何を書いて良いのか忘れたから、今晩あたりのんびり考えます。目下のぼくの関心事は痔の手術経過で、そのことについてになるはず。



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by bbbesdur | 2017-02-19 10:12 | around tokyo

#667 自転車の愛

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 ぼくを橋の上から投げ捨てたのは心ない酔っぱらいだ。あなたが橋下に落とされたぼくに気づいて、拾い上げてくれれば嬉しいような気もするけど、でも生まれてこのかた、あなたの美しいお尻しか乗せたことのないぼくには、もうあなたを乗せる資格がないような気がする。あの酔っぱらい男の汚いお尻に蹂躙されたぼくのサドルに、あなたが乗ると想像するだけでチェーンを外して首を吊りたくなる。万が一、あなたから「なんだか前と乗り心地がちがうわ」なんて言われるくらいなら、この橋のたもとで、錆びて、バラバラになって、雪解けの冷たい水に流されてしまったほうがいい。
 with X-T1 35mm/1.4 渡良瀬川 桐生
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by bbbesdur | 2014-04-21 19:16 | around tokyo

#663 春が近づいている

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 昨日の大雪が激しすぎて、すっかり忘れてしまっていたけれども、そういえば2月に入ったころに濃霧の夜があった。小田急線、田園都市線のダイヤが乱れた。低気圧が本州南岸を通過するようになった。花壇のクロッカスは雪に隠れているが、しかし近所の蠟梅は咲いた。梅も咲いている。馬酔木もまもなくだ。春は確実に近づいて来ているんだ。
with GR
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by bbbesdur | 2014-02-09 20:11 | around tokyo

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玄関のシクラメンがかき氷状態になった。記憶にないくらいの大雪で、町田ではたぶん20時間近く降り続いたはずだが、ようやく止みそうだ。
with GR
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by bbbesdur | 2014-02-08 21:21 | around tokyo

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「女流文学」という言葉はすでにして、男が主体の文学の傍流だということで、差別用語なのかもしれない。たしかそのあたりを皮肉った「男流文学」っていう分厚い本があって、昔買って読んだ記憶がある。じっさい、現実に女性でしか書けないことがあって、アリス・マンローの「イラクサ」を読んで、久しぶりに、そんな女流の恐ろしさを思い出した。別にテーマが恐ろしいわけでも、出てくる人物が怪異的であるわけでもないのだが、女流作家は登場人物に対して意地悪になれるところが男流と著しく異なる。日本の現代作家では小川洋子とか村田喜代子とかがそうで、ほんとに意地が悪いなあ、とおもって、読後感にざらついた感覚が残ることがままある。その点、男性作家って、きわめて健全かつ単純で、わかりやすい。
 と考えたところで、そもそも男は攻撃や復讐はするけれども、意地悪って、あんまりしないものだなあと思い当たった。意地悪では不十分だから、白黒はっきりさせるために攻撃するのだ。つまるところ意地悪はあくまでも関係の保たれた中でのグレーゾーンのなかにあって攻撃ではなく、女性がよく言う「男性にはデリカシーがない」というのは、つまりこのグレーゾーンのことなのか。ぼくらカメラ好きは、この明暗のゾーンをラティチュードと呼ぶんだけども、このごろのデジタルカメラは技術が進んで、フイルムカメラに比べてながらく劣勢だったラティチュードが広がり、かつ無段階になりつつある。たしかにこのごろの若い男性は女性的になってきているから、カメラのラティチュード同様、関係性のゾーンが広がってきているのかもしれない。森山大道ばりに高コントラストで白黒をはっきりつける男が少なくなってきた。かつて男を語るに「竹を割ったような」というのは褒め言葉であったのが、いまどきは、そんな野蛮な!ということなのか。
 ぼくら中高年の男性たちも関係性のグレーゾーンを広げないと時代に取り残されてしまうかもしれない。でもなあ、今さら難しそうだし、代わりといっちゃあなんだけど、とりあえず最新式のカメラでも買っておくことにしよう。
 with GR
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by bbbesdur | 2014-01-19 14:19 | around tokyo

#657 鎌倉検定

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 鎌倉の商工会議所が検定試験を主催していて、なんの検定試験かというと、鎌倉についての知識教養を1、2、3級のレベルに分けて認定するためのものである。会社の同期にこの検定の2級を持っている男がいて、昨日、同期の仲間数人で鎌倉巡りをした。
 朝9時に極楽寺で待ち合わせて、ランチを由比ケ浜の松原庵、そして午後4時に鶴岡八幡宮まで歩いたり、江の電に乗ったりで、愉しかった。神社仏閣をただ眺めているのと、ガイド付きで歴史の講釈を受けながら回るのでは、まるで体験の質がちがう。
 鎌倉幕府成立が遥か昔の社会科教室で習った「イイクニ」作ろうの1192年ではなくて、このごろの検証でじつは1185年だったとか(この場合はイイハコ作ろうで覚えるんだそうだ)が、頼朝の墓に島津藩の紋章があるのはなぜか? とか、静御前が義経への想いを歌った有名な「吉野山 峰の白雪ふみわけて……」は頼朝の激怒を買ったが、とりなしたのが頼朝の妻、北条政子で、しかしそのとき静御前は既に義経の子を宿していて、頼朝から「女子だったら殺さないが、男子だったら殺す」と通告されていて、男子だったために由比ケ浜に沈められた、とか、静御前はその後、京に帰されたが、消息が途絶えて行方が知れない(義経が逃げた平泉あたりに静御前がいたという伝説があるらしい)、とか。
 歳を取ると小説よりも、歴史モノの方がおもしろくなってくるという定説があるけれども、まさしくそんな自分の変化を実感した連休の一日だった。
 with RX100 2013/4 長谷寺
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by bbbesdur | 2013-04-29 13:07 | around tokyo

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 写真とはまるで関係ないけど、新幹線700系の3列座席の真ん中のB席って、窓際と通路側の座席よりも幅が広いって知ってた? 今日通路側に座って前を見つめていたら、横の座席が広いことに気づいた。少なくとも3、4センチは広い。両側からの圧迫感をすこしでも緩和するための仕掛けだろうが、ほんと日本って細やかな気がきく国だなあ、って感心した。
 with X-E1 2013/4 
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by bbbesdur | 2013-04-21 22:45 | around tokyo

#655 色という機能

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 若い頃には車の色は趣味であって、機能だとおもったことはなかったが、じつは車体の色は機能そのものなんだよね。最も事故が少ない車は黄色なんだそうだ。
 年代別、性別による色の好みも無視出来ない要素だとおもうけど、いずれにしても明るい色の車の方が、暗い色の車よりも事故率が低いことは統計上の事実らしい。
 東京では商用車の比率が高いためか、白とシルバーが圧倒的におおい(なぜ商用車に白がおおいかは、また別な問題)。ところがある年、札幌に行ったときに道路の光景に違和感を覚えて、何が違うかとよくよく観察してみたら、車の色の比率が明らかに東京とは異なっていた。黒っぽい車がやたらとおおいのだ。初めは、若者がおおいからとおもったけれども、運転している人を見たら、必ずしも若くはなかった。
 雪をバックにしたときには黒が目立つから、あるいは少しでも太陽光を受けたいからなんじゃないだろうか、そういえば、逆に那覇には黒い車は少ないよな、と分析してみたのだが、それほど的外れではなかったとおもう。いずれにしても車の色には地域的な機能性がくっついているはずだから、都道府県別に登録車、事故車の色別統計を出してくれたらおもしろい。
 with RX100 2013/4
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by bbbesdur | 2013-04-14 17:14 | around tokyo

#654 春眠黄昏を覚えず

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 季節の目安にしている近所の梅が開花した。昨年は異常に遅くて3月まで咲かなかったから、今年は例年並みというところか。日当たりの良い花壇に水仙がほころんでいる家もある。つぎはクロッカスで、すぐ後にアネモネ。そして満を持してやってくるのが桜だ。桜が咲くと、フライフィッシングの季節が始まる。そんな連想をしているうちに、待ちきれないような気分になって、昨日から毛針を巻き始めた。
 空にもやっぱり春がある。電線も春めいているから不思議だ。しかし一番春めいているのは、じつは自分自身なのである。今日は夕方の散歩の後に風呂に入ってビールを飲んだら、いつの間にか眠ってしまっていた。 春眠暁を覚えずどころではなく、黄昏すら記憶にないのは花粉症の薬を服用しているからだ。春はいつでも、どこでも眠たくて、ぼんやりとしていて、どことなく別世界にいるような気すらしている。以前はその浮遊感がイヤだったのだが、このごろはなんだか気持ちが良いような気がしている。麻薬の常習って、こういう風に始まるのかもしれない。
 with X-E1 18-55/2.8-4 2013/2 近所(クリックすると大きくなります)
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by bbbesdur | 2013-02-17 21:59 | around tokyo