浮気の実態

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「桃子ちゃん、ごめん、ごめん、遅くなっちゃって。仕事が忙しくてさあ」
「あなた、毎年おなじこというけど、ほんとうはだれか別な人と会ってたんじゃないの?」
「別な人?」
「そう、わたしじゃない、だれか美しい人よ」
「君より美しい人なんて、いるはずないわけさー」
「都合がわるくなると、変なウチナーグチで逃げるんだから」
「誓っていうよ。ほんとうに別なヒトとは会ってない」
「じゃあ、信じるわ。早く抱いてよ」
「痩せたかい?」
「変わらないわよ」
 さくらを見つづけていたぼくの目に、桃子のからだはとてもほっそりと見えたのだった。
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by bbbesdur | 2009-04-12 00:04 | flower