2009年 03月 30日
どっちの一年生
いまどきの新入社員は黒のスーツと決まってる。昼飯時にすれちがった彼女たちも例に漏れずに全員黒。パンツが多数で、スカートは少数。個性的じゃない、なんていわない。ぼくたちのころは紺と決まっていたから。全員、紺。色が変わっただけだ。
でも、いつ紺から黒に変わったんだろう。ぼくはときどき新卒採用試験なんてのにも顔を出したりするんだけれども、紺と黒が混ざり合っていた時期があったという記憶がない。まさか「今年から黒になりましたー!」てなことはありえないはずなのに、気がついたら、いつのまにかしっかりみんな黒になっちゃってたんだ。
で、今年就職活動をする若い人たちに提案なんだけど、面接官がぼくたちの世代であるからには、紺にたいする安心感(あるいはノスタルジー)ってあるとおもうんだ。黒づくめの集団のなかにひとりだけ紺。反骨精神があるようでいて、でもぼくらの世代にとっては常識路線の範疇。個性的でありながら、協調性もあるように見えてしまう、っていう効果があるとおもうんだけど、どうかな。
with GRDII 2009/3/30撮影 六本木ミッドタウン