エビそばの結論

a0113732_21321346.jpg

 この頃、お昼になにを食べたか、おもいだせないなんてことがよく起こる。ぼくとしては、おもいだせない程度のおいしさだったんだ、とおもって納得するか、それほどまでに記憶が衰えている、と判断するかの二者択一を迫られるわけだが、どちらもせつなくて決断できない。
 以前那覇に駐在していたころ、会議室でお弁当を食べ終わった年配の同僚石川さんがぽつりと「一日の愉しみが終わっちゃったな」と呟いたことがあった。もう20年近くも前なのに、ぼくははっきりとそのときの彼の言葉とそのニュアンス(待ちに待ったスターマインが夜空に散ったあとの空虚感みたいな)を覚えている。名言だとおもう。
 食はぼくたち人間の生命を支える重要な活動だからこそ、セックスとおなじように「愉しい」という余録がある、なんて話はもういいや、そう、今日食べたのは、エビそば、だった。おもいだせないほどの味というわけでもなかった。まあまあ、いけた。というわけで、結論が出た。
 with GRDII 2009/3/27撮影 赤坂
[PR]
by bbbesdur | 2009-03-27 22:25 | around tokyo