#660 ブレるんです

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 Ricoh GRはこれまでのGRシリーズ同様、最強のスナップ・シューターを謳って登場したけれども、残念ながらキャッチ・コピーどおりとは言い難い。しっかり構えて、落ち着いて撮った集合写真や風景写真のRAWの品質はほんとうに素晴らしいが、スナップ・カメラの生命線は「さっと構えて、さっと撮れる」ことであって、最新のGRは前の機種までとは打って変わって、スナップしにくいカメラとなってしまった。
 APS-Cセンサー、しかもローパス・フィルターをなくしたことで、GRは一眼レフと同等以上の画質を得ることができた。でも、同等以上の画質を得るために「しっかり構えて、落ち着いて撮る」ことが必要となってしまったのである。これまでGRでやっていたように、突然のシャッター・チャンスに、さっと構えて片手で撮ると、まずブレる。「そもそもカメラは片手で構えるものじゃない!」という撮影の基本中の基本を守らないとならない。片手でさっと撮る森山大道を真似たくても、なかなか難しい。
 購入したばかりのころは、前のGR3とおなじ感覚で撮っていて、片手で撮った写真はほぼ全滅だった。こちらの頭の中には換算28ミリだから、そうそう簡単にはブレないという先入観があったけれども、あの小さな筐体のカメラを片手で撮ると1/60秒が楽々ブレてしまった。カメラのせいにしたかったけれども、明らかに撮影側に問題があった。いまはネックストラップをつけ、首を支点にして極力カメラがうごかないようにして撮影している。街角のスナップではシャッター速度を1/250に設定して、ISOが最高6400までオートで上がる設定にしてはいるが、いささかブレ恐怖症気味で、ついついしっかり構えて撮りたくなる。そうなるとなかなか良いスナップ・ショットって撮れないから困ってしまう。この写真のように、被写体に動きが取れない状態はいいんだけどもね。
  with GR
 
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by bbbesdur | 2014-01-18 13:41 | camera