#631 焦っているのがフォトグラファー(X-E1ファースト・インプレッション その3)

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パンフレット1ページ目の前半のコピーをまとめて載せると、

<最高の一瞬は、
待っているだけでは訪れない。
総重量350gのコンパクトボディ。
その機動力は、どこに行くにも身軽さを約束する。
組み合わせるのは18〜55mmのズームレンズ。
その描写力は、そんな一瞬のチャンスにもスピーディーに対応する。
さらに、X-trans CMOSがAPS-Cサイズの大型センサーならではの
解像力・階調性、低ノイズで、決定的瞬間を受け止める>

 ほんとうにX-E1は、
<一瞬のチャンスにもスピーディーに対応する>
だろうか? 
 もし富士フイルムの関係者が本気で、そうおもっているのだったら、写真家はスナップ写真をどのようにして撮影しているのか、を一から勉強し直さないといけない。じっさいぼくは富士フイルムの開発者に、写真撮影が好きな人がいるかどうかを、かなり本気で疑っている。すくなくともぼくの使い方では、X-E1が「一瞬のチャンスにスピーディーに対応する」ことが出来るカメラとは言い難い。
①まずはなにより合焦が遅い。おなじEVFのO-M5はOVF機に比べれば遅いとはおもうが、合焦を待っているという感覚はない。X-E1はレリーズボタンを半押ししつつ「待っている」間を感じる。
②次にフォーカスポイントの移動方法。フォーカスポイントを変更するためには左下のAFボタンを押してから、十字ダイヤルを操作しないとならない。ファインダーから目を離さないで、AFボタンを押すことはほとんど不可能だ。中央AFしか使わないと決めて、カメラを素早く振ると、液晶画面が流れてなんとも気持ちが悪い。なんとかならないものかと工夫した結果、左手の親指をAFボタンに乗せ、レンズを中指と薬指で挟むという構え方を発明した。慣れればなんとかブレないで撮れるようになるかもしれないが、なぜ、たとえば何の機能も割り当てられていない左の矢印ボタンにAFボタン機能を割り付けられないのよ? なんでなの? ねえ、ねえ、なんで、ユーザーの声を無視するの? ねえ? ねえ?
③断続的な連続撮影が苦手である。1枚撮って、画像を液晶ディスプレイで確認し、気に入らないから、さらにもう1枚撮ろうとファインダーを覗き直すことは、ままあることだ。液晶で確認した後ファインダーを覗くと、一瞬真っ暗な画面からじわじわと画面が戻ってくる、その時間が撮影のリズムを崩すくらい遅い。慌てているからレリーズ・ボタンを半押しながら待ってしまうが、そうすると余計にEVFの復活が遅くなる。回避方法としては、液晶を見ずに、EVF内で画像の確認をすればいいのだが、まだ慣れない。
④レリーズボタンを半押ししながら絞り値を変えることができない。そんなに焦らなくっても、といわれそうだが、撮る時はほとんどいつでも焦っているのです。これはズームレンズだけなのかもしれないが、他の単焦点レンズはどうなんだろう?
 というわけで、いまのところ宣伝文句はやや誇大広告気味に思えるが、慣れと工夫で解決出来る部分がなきにしもあらずといったところだろうか。
 まだまだつづきます。
 with X-E1 18-55/2.8-4 本日近所にて (Velviaモード)
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by bbbesdur | 2012-12-25 00:29 | camera